お祝い

結婚式にお呼ばれして行ってきた。新郎新婦とも大学時代の先輩後輩だったけど、おつきあいしていること自体を招待状で知り、見たときはへんな声が出たものだった。わたしに見えないところでいろんなことが起きてるんだなぁ。まだ親戚以外の結婚式というものを、これを含めて2回しか経験していないのだけれど、最高の結婚式だった。受付で芳名するとコインがもらえて、版画作家の新郎の作品缶バッチがもらえるガチャガチャができたり、会場がギャラリーみたいになってて版画が見れたり、お土産に新婦の名前をもじったじゃがりこをもらったり。ものづくりって生活と関係ない要素だと思われがちだけれど、こんな風に人生に華を添えることができるのは美術だけだよね。とても素敵だなぁ。

学生時代にブログのつながりで知り合った人たちと、数年ぶりに顔を会わせられたのも、なんだかうれしかった。手羽先の屋台を出したね。あのころはつなぎを着て鉄板を囲んでいたのに、今日はおしゃれをして、白いきれいなテーブルを囲んでいるんだね、と思わず口に出して言い合うのは、とてもうれしいきもちがすることだった。ふくさやご祝儀袋を確保するのに必死で髪のセットのことをすっかり忘れ、とっちらかった頭で行ったら見かねた先輩がきれいにしてくれた。もったいなくてなんとなくほどけない。

みんなでお祝いをするっていいものだ。またおめでとうと言いたい。すきな人たちよ、わたしにおめでとうと言わせてください。