2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あたらしい葉っぱがどれも鮮やかでキラキラ キラキラ輝いているのが光なのか影なのかもわからないくらいそこらじゅうまぶしいから五月がやってくるね何か気の利いたことを言いたいけど何も思いつかなくて何も言えないままだけど何もかもうれしい五月がやって…

もうすこしがんばりましょう

夜風がやさしいと転びそうになる。空気の抵抗がなくなって、つまさきから滑りそう。その身軽さのままでどこまででも行けそうだけど、そううまくもいかない。明日は美術館のバイトがあるし、大学の授業がないから何もサボることができない。不真面目にすらな…

空から降ってくる

気分が悪いときの駆け込み寺みたいにしている喫茶店があって、今日もそこに行った。暗くて落ちつくなと思ったら、電球が切れてた。「戦時みたいよね」と優雅に微笑むご店主に、お客さんが戸惑っていて、そういうの、ちょっと好きだなと思った。ぼんやりして…

ありがとう

やさしくしたいと思えるひとがいてよかった。 バスの中とか、ふとんの中とかで、たまにそういうことを思う。 くたびれた夜なんかに、目を閉じて考える。 してもらったことよりも、自分のした行動に救われることもある。 やさしくしたいと思えてよかった。

空欄を埋めなさい

どうやってものを書いていたのかわからなくなった。時々こんな風に、頭がバカになってしまう時がきて、なにもできなくなる。どうやって絵を描いていたのか、どうやって勉強をしていたのか、すぐにわからなくなってしまう。あんなに一生懸命覚えたのに、忘れ…

目眩

月が綺麗で立ち止まってしまいそうになる。ぼんやり煙った輪郭と、その周りに霞んだ宇宙の、境目を見つめてしまう。見張っている。そこから何か、世界の秘密のようなものが、ここまで降りてくるんじゃないかと。目の奥が熱い。もしかしたら哀しいのかもしれ…

清算

日記を書くだけの電力が、頭に残っている夜だ。あー、ひさしぶりだ。一週間なにしてたかって? バイトの研修で朝から晩まで日本国憲法を勉強したり、鎌倉旅行に行ったり、雨ふりの中、友人と教授の誕生日プレゼントを選んだり、嵐の日にお花見したり、バイト…

胸焼け

胸が痛くなるようなよろこびはいつも切なさを伴う。それはじっとりと湿った雨あがりの陽射しのように、わたしの喉を焼いていく。 感動を伴わない生活は労働と大差ない。感動したい。それなのに心を動かされる度にうなだれてしまう。 今やっている美術館のア…