もしもなにかを一つお願いしていいなら

今日いっしょに飲んだ人たち、みんなしあわせにならないかな。

前倒しで誕生日を祝ってもらった。メンバーは哲学の先生と心理学の先生と油絵科の友人。わたしはデザイン科で詩を書いてる人だから…なんか肩書きだけだとあやしいな。こういうことが前にもあった。説明はいつも内容に対して乱暴だ。とてもやさしい飲み会だった。飲み会というのは、切り上げるタイミングが早いほどいい時間であることが多い。二次会なんていうのはたいてい、時間の水増しに終わってしまうものだから。ともだちすごく具合悪そうだったけど、はやくげんきになるといいな。

もらったやさしさを色や光にかえて、指先から花火でもうちあげられたらいいのにな。ことばをつくしても野暮で、正直になるには時間が足りない。なんだか思い出がまぶしくて、風が熱くも冷たくもない。酔っぱらっているんだろうか。あったかいきもちのすべては、どこかにかなしさを孕んでいる。