あなたと話をしたい
久々に電池が切れた
頭からふうっと力がぬけていってもう動くことができなかった
こまったな
小指をつったときのように胸が痛い
どんなに哀しんでいても怒っていても
眠ったら忘れてしまうから
それをこらえて、むずむずした目のままで指を動かすけど
どれだけのことが書き残せるのか
どれだけのことが伝わるのか
どれだけのことが
つたわってるんだい
バイトをしているのが、やっぱりよくないのかもしれない
バイトを始めたのは卒業制作の資金あつめのためだけど
あわよくば旅行でもいこうと思っていたんだ
早くやめよう
バイト先はほんとうにいいところなのだけど
お金をもらって人と接していると心がどんどん鈍ってしまうから
ほんとうに大事にしたい人と会う時間がないのはあんまりだから
やるべきことに時間が割けないのでは何も意味がないから
こんなことは早くやめよう
いそがしさにかまけて、やさしさに気づかないふりをしているような自分は嫌だ
大切なものはひとつだけでいい
それ以上は身がもたない