カレーライス
いくらつくってもカレーをつくるのは楽しい。
ふつうのバーモントカレーですが。
今の時期は新じゃがと新たまでつくれるから余計、いいんだ。
今日はこれから、ぺんぎんの写真集に添える文章を考えるよ。
友人の頼みでね。たのしみ。
文章を書くことはもう習慣になってしまっているから、
なにかきっかけがなくても書いてしまうのだけど、
こうやってお願いしてもらうと、このどうしようもない習慣が、
すこしはひとの役に立つのかと思えてうれしい。
ずっと日記を書いていると、文章が書けていいねと言ってもらうことがたまにあるけど、
それはあくまで内輪でのことであって、
世の中にはわたしより良い文章を書けるひとがいっぱいいる。
それでも、自分が大事にしていることで、大事なひとに頼りにしてもらえるのはなんだかいいな。
自分がつくったものが人に役に立つとは思っていない。
それを知っていても、何かの役に立ちたいと思って書いてしまうことがある。
たぶん、それだけが今のわたしに残った、ひとつの誠意なんだろう。
かっこつけて書くならこれは「業」という言葉が似合うけど、ただの悪いクセだから。
綺麗な建前をこしらえてならべたところで、
何かひとつものをつくるたびに、何かを壊しているから。
いつまでつづけようか、こんなこと。
いつになったら、やめられるだろうか。
それともやめられないままだろうか。
今夜のカレーがおいしいみたいに。