光景
きょうは友人とふたりで、とても良い映画を見ました。
かぐや姫の物語。2回目だけどまた泣いてしまった。
あの映画が学校で、国語の教材みたいに使われたらサイコーだなと思う。
ああいう、一見、平凡でやさしいだけの物語を、
ほんとうはとても厳しくてうつくしい物語を、何度でも繰り返し見せてほしい。
刺さらないひとにも、丹念に繰り返し刷りこんでほしい。
それはわたしのわがままだけど。
このところ、見るもののすべてがきちんとからだに残るような感じがする。
うつくしいものたちが、わたしの瞳にたまって、目をよくしていってくれるように思う。
風景が模様にならずに、光の粒子になって、わたしのからだにぶつかってくるから。
こういうことはとても大事だ。