ばらす

文字を組んで印刷して製本した文章を、もう一度noteに貼るために分解する作業をしてるんだけど、これはほとんど、本を1ページずつビリビリ破いて皺を伸ばして並べる みたいなものだね。自分でやってて、あたし何してんだろ、って感じだ。まあいいんだけど。ちょっと前の文章を読むと恥ずかしいなと思うこともあるんだけど、「言ってることがわかるなー」のほうが強い。ぜんぜん、開かれてない証拠なんだろう。自分の言葉なんてものがあると、ほんとうに信じてるうちは。

末の弟が帰ってきていて、昼を食べたあとに居間でradicoをつけてぼーっとしていたら、横で寝ていた。起きあがるときに「幸せって、こういうことを言うんだね!」って言いながら伸びしてて(普段は昼寝なんかしないんだろう)、相変わらず明るさに味わいがあった。かいけつゾロリくらいしか活字の本を読んでるところを見なかった というような人なんだけど、最近は読むようにしているらしい。伊坂幸太郎の何か長いカタカナのタイトルの本を持っていた。この前は有川浩阪急電車を持っていて、「映画なら見たことある(あまり良くなかった)」と言ったら「だめだよ、ちゃんと本を読まなきゃ!」と言われた。漫画のCMみたいなこと言ってる、と思いながら「そうだねー」と言ってみた。なんでだよ。