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蜜の光るような

ミツバチのささやき という映画を見た。とても綺麗だった。絵画の構図をとるときのまなざしで映像をとると、こうなるのかもしれないと思った。レンブラントの光を思い出した。物語じゃない映画は文学のことを考えさせてくれる。わたしたちが小説を「文学」と呼ぶときにこもる、その呆れと尊さのこと。寝る前のすこしの時間にこういう映画を見るのは、贅沢でいいことかもしれない。この映画を教えてくれた人に、「アナ・トレントの鞄」という本を見せてあげたいなと思った。

映画に詳しい人たちとお近づきになったので、よい映画をたくさん教えてもらったのだ。この春休みにぜんぶ見たい。スケジュール帳を見たらけっこう予定が埋まってる。この頃やくそくがたくさん増えて生活が豊か。うまく言えないけど道が増えたみたい。目的地は変わらないし、歩くってことも同じなんだけど、こっちからも行けるんだ、って思うような。見えなかった道が見えるようになる、ような。