しかし、愛でもある

このごろ、家に帰ると3月9日を聴いて、泣きながら短歌を編集している。とてつもない消耗だ。しかし、愛でもある。短歌を書いていると、毎日が最終回みたいに優しい。この本は大事な本になるかもしれない。たぶん、そんなに長くはならないはずだ。きっと読んでね。いつになったら出せるかな。もうなりふり構わなくっていいし、衝動に任せてつくろうと思うんだ。とにかく、冬のうちには。

よくわからないけど、疲れているのか、12時間も寝てしまったし、頭痛がひどい。あと、また借りて来たDVDが再生されない。なんなの! 昨日は仕事で豚汁を100人前つくった。1年間を通して、いちばん人に感謝された業務だったかもしれない。はは。もっとも、わたしは野菜を切ってすいとんをこねただけなのだけど。さつまいもを5本、ねぎを5本、にんじんを6本切り、すいとんを100個つくる人生、なかなかおくれないのでは。上等という気がする。ああ。幸せかも。学生が「この学科でよかったです!」と明るく叫びながらすいとんを食べているのが可愛くて笑った。現金だ。そして、軽やかだな。つまり好きだということだ。