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5時

霧につつまれていたいから
今日は学校 サボって
ロンドン 行こうか
とか 思っていた
あの朝の霧と
これはおんなじ霧だと思う

眠るためではなく
見たものを覚えるため 瞼をおろすときの
厳粛なスローモーションにも似た
夕方の けはい
一生のうちでかぎられた
数少ない ロマンチックな時間にも
よどみなく
営業しているコンビニは
はっきりしすぎていて
たくさんの出来事が
思い出じゃなくなる
一瞬のことのようだ

なあ どこに行くんだい
なあ どこに帰るんだい

すべて
霧につつまれたままで