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こちら天の川

もうこんな国は出て、どこか空と水の綺麗なところで暮らしたい。わたしは一生人を殺したくないし、好きな人が誰かを殺すところも見たくないのだ。なんて言ったら過激か。よくわかっていない。でもわたしの好きな人たちがこぞって戦争になると言うのだから、なんとなくそういう気分になってしまうのだ。政治家というのは、平和のプロをさすのではなかったのか。美術のプロにもなれないわたしが、こんなことを言うのはお門違いか。

今日、読んだ本で夜間飛行した。いい本は旅をさせてくれるって、あの先生が言ってたな。本とか読書のよさを今さら人にさとされるのはくやしい。本や読書がよいのではない、ただ作品、そのものがいいだけだ。思い直す。夜間飛行を読んだいきおいで、いろんな本をつまみ食いするようにいろいろ読んだ。そのひとつに銀河鉄道の夜がある。それで、わたし達は天の川のなかに棲んでいるのだということを思い出した。もうこんな星でてしまって、取り返しのつかないところまで行ったあとに、ああ地球って綺麗だったんだなって思うくらいがいいのかもしれないね。でも、そんなに遠くに行ってしまったら、話し相手がいなくて退屈かもしれない。そんな風に思うわたしは結局日本語で日記を書いている。はたしてわたし達は、取り返しがつかないところまで着いてしまったのだろうか。