夜がしずかでとてもまぶしい

夜が黙っている

お星さま根こそぎ落っこちた
低い灯りだけ見て歩くような
夕べはもういい
のに

夜が黙っている
何も語らず
僕たちのことを見つめている

 これからのことが
 何もわからないから
 都市伝説になりたい
 今夜だけ
 満点の星空みたいに

暗い話がきらいで
何かおもしろい話してよ って言う
チカチカしているきみの目が
あんまりうるさいので
僕はもう
月もいらないくらいだけど
何か喋ろうか
何を話そうか
今だけ
永遠みたいな気分で