誰も知らない場所に行きたい

夜の街も
きみとならずっと歩いていたいと思った
それだけさ
それだけで充分さ


きみが明日の授業を
次はどうやってサボるか 考えるころ
僕はリュックサックひとつで訪ねるんだ

逃げちまおうぜ
どうせ誰も追ってこないさ
どうせ誰も覚えていないさ
それならほら
逃げちまおうぜ 僕と


旅行しようと思ったら
どこへでも行けるのに
気づいたらみんなと同じ
ガイドブック買ってるんだから
賢すぎるのもバカみたいなもんだよ

話すんだ 
きみはこれまでのことばかり
僕は神さまの話をしてほしかったんだけど
ずっと忘れずにすむような話なら
ほんとはなんだってよかったのさ

知らなかったな
コンビニがこんなに綺麗だってこと
闇にかがやく看板はまるで宝石ね

(バカみたい!)


逃げちまおうぜ
どうせ誰も追ってこないさ
どうせ誰も覚えていないさ
それならほら
逃げちまおうぜ 僕と