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憎たらしいね

本当は今日は、日記を書きたくない。
でも書いておかないと後悔しそうだから、書いてみようと思う。
毎日書いてると、こういうことが起こるんだよな。そうだった…。


大学の教授につれられて、詩人さんの合評会というのにおじゃましてきた。
埼玉のお宅に行ったのだけど、東京とはまた違う、シティ感があって、そわそわした……。
7人くらいの、老若男女いろんな世代の人が一緒になってひとつの机を囲んで詩を読む様子は、
なんだか奇妙で、窓からさす光がとても綺麗で、
いつしか今日という日がうつくしい情景となって、わたしの中に立ちあがるような予感があった。

最近どこに顔を出してもそうなのだけど、わたしが一番年下で、
だからかみなさん、とってもやさしく出迎えてくれた。
紹介してもらう立場で人と会うと、どう喋ったらいいのかわからなくなってしまって、
今回もたじたじになってしまったけど…、行けてよかった。日本酒がおいしかったなあ。

2時から始めて、何時間くらいそうしてたのかわからないけど、ずいぶんじっくり話していた気がする。
自分の書いたものを批評してもらえる機会なんてそうそうないから、おっかなびっくりだったけど、
ずいぶん褒めてもらってしまって、あまり実感のないままに時間がすぎていった。
面と向かって褒められると、驚きのあまり、言葉をうけとりそこねるようなところがあって。
でも、最年長の詩人さんに「憎たらしい……」って言われて、ああ、これ、ほめ言葉なんだな、って思えたのが、いちばんの収穫。
へへ。

若いとか、みずみずしいとか、そういうことをよく言われて、
それしかないんじゃああんまりだと思うんだけど、
今日ばかりはそれも気にならなくて、ただ嬉しいと思えてよかった。自分の稚拙さも、発見した。

みんな詩を好きで、書くことに苦悩していて、わたしはそういうの、好きだなと思った。
「書いていないともう自分がどこにいるのかわからないんだ」という言葉が忘れられない。
わたしもそういう風に思うことがあって、それじゃあまるで病気みたいだから、
もうやめたいと考えてしまうことがある。でも、違うなと思った。
苦悩するということはゆずれないものがあるという証なんだ。
だから書かないとだめだ。
書いていたいんだ。
書き留めることが、ただの現象で、ただのエゴであっても、
言葉がうつくしいと、生きていることがうれしいから。