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若者たち

わたしは若いことを特別すてきなこととは思っていなくて

むしろよく行く喫茶店の女主人の、

透き通るような白い髪にみとれてるくらいなんだけど

 

最近ぺんぎんの着ぐるみの件でよく会う友人は

身軽なままおしゃれになれる子で

いっしょにいると、若いことがとてもすてきなことだって思わせてくれる

 

21才なんて言っても

成人式なんて行っても

わたし達はまだびっくりするくらいなにも知らなくて

子どものつもりで

勢いだけで、目の前の、青ざめたつめたい壁を壊そうとしてる

必死で

負けたくはなくて

戦う相手が多すぎるけど

誰かの背中に守ってもらうほど、ヤワではないから

休み時間に友達とお茶するくらいはできる

でもたまに、うっかり泣いてしまったりしては

自分にうんざりする日もある

 

あるだろう、きみにもそんな日が

くるだろう、誰にだって眠れない夜が

 

それでも朝がきて

うそでしょ、ってくらい綺麗な太陽がのぼって

そんな夜明けを何度も繰り返して

わたし達は年を重ねて

大人になるのかもしれない

 

だからすばらしいね

若いってほんとうに

ばかで、理不尽で、未熟で、どうしようもないくらい

美しい気がした

ほかでもない、今のわたし達が

このとき。