薔薇
ラブレターを読んでいた。
わたしがもらったのでも、書いたのでもないのだけど。
ラブレターのような詩集を、人からもらって読んでいた。
なんだかよくわからないけど、
薔薇ジャムをはじめて食べた日のことを思い出した。
活版印刷の文字の群れを、すっと撫でてみる。
愛って、いいにおいがするな。
さて、もう一冊読んだら、感想のメールを書かないと。
よかった、しあわせだ。
ようやく春休みが始まったのだから、
しばらくはすきに本を読んでもいいでしょう?
きもちとしては、やっと「クリスマスやお正月が家にやってきた!」
くらいの気分だよ。
きのうお鍋を食べさせてもらいに人の家に行って、お酒をすこうし飲んだのだけど、
すぐに酔いがまわってしまって、油断している証拠だなと思った。
何を警戒していたんだっけ。
いいや、忘れておこう。
今だけは。