あなたが 「もう疲れたよ」と言うかわりに一つきり 砂のような溜め息をついたのでわたしは今夜 やむにやまれず西と東の窓を開け部屋が水色に変わるのを見ているのかもしれません捨てるものと捨てられないものとで構成されたこの部屋のむこうでゆれる金木犀と…
窓辺に咲いたキンモクセイが綺麗で、洗濯物を干そうとするたび手がとまる。それにしても、東京にはこの花がとてもたくさん、咲いているね。長野にいたころには気づかなかった。山と田んぼばかり見ていた。この花の名前を知ったのは中学生のころの、音楽の時…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。